コロンボ大好きなのに、なぜ?

刑事コロンボ」は、アメ〜リカの、テレビ映画です。日本でいうと、火サスみたいな、長時間単発ドラマ枠。シリーズものですが、一話完結形式で、初見の人が、どのエピから見始めても、スンナリ作品世界にひたれるのも、ミリキのひとつです。

さて、近年、アメリカ製のテレビドラマや、映画を見ておりますと、やたら残酷な描写があったり、過激すぎたり、うるさいカーチェイスがうるさすぎたり、します。おはなしのおもしろさよりも、キャラクターの心理描写よりも、映像技術がすごいだろう、「どうだ!」な演出に、重きを置いている作品が目立ちます。

おもしろくないんです。臓物CGや、ガスガス爆音や、モロ性愛シーンやは、アホの子でも作れます。しかし、おはなしのおもしろさ(脚本)と、キャラクターの心理描写(演技力)と、それらをまとめる総合演出は、ほんとうにパワーのあるにんげんにしか、作れません。
刑事コロンボ」の旧シリーズ(1〜45話)は、上品で、静かで、落ちついており、なおかつ、おはなしのおもしろさに、ワクワクし、ひきこまれます。

世界中のコロンボファンは、同作にあるこの「上品さ」をこそ、大好きなのだと思います。われわれは、ルテナント・コロンボが、ズギュンズギュン銃撃戦をやったり、キーカカカ、カーチェイスをやったりする姿を見たいとは思いません。コロンボは、うるさいBGMが流れて耳が痛くなる心配がありません。静かです。

そんな上品なコロンボが、あたしは大好きです。

駄菓子菓子!問題もあるんです。あたし側にですが。

コロンボの放送時間は、だいたい90分か、120分で終わります。そいであたしは、90分コロンボの、だいたい、45分を過ぎたあたりになると、決まって、

眠くなるんです。

ハッハッハ。メイフィールド笑い。ハッハッハ。なにがおかしいんですアッハッハ。

なんでかなー。DVDで再生してるとさいが、半分ぐらいまでくると、おねむになるのな。で、止めて、寝て、後で続き見たりしてな。テレビの再放送で見ていると、この「おねむタイム」を我慢するのが、けっこう毎回たいへんだったりすんのな。

コロンボ大好きなのにな。あんまり静かなもんで、舟こいじゃうんで。ハイ。